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社員体験記

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第52回:Nさん 女性 設計経験16年

2016.12.10

◆ 父の影響で工業系へ
理数系が得意だったのと、材料メーカでアルミなどの研究をしていた父の影響を受け、科学雑誌ニュートンなどを読むようになっていた。
中学生の頃、セラミックスや超電導などの新素材ブームが起こり、興味を持った。
そこで大学は工学部の無機材料工学科へ。
卒業後はプリンタメーカで特殊な印刷を行うプロセス開発を担当。
訳あって金沢に移住し、いろいろなめぐりあわせでアルパイン設計に入社。

◆ 有機ELパネルの開発を経験
前職では、インクジェット装置を使って有機ELパネルを試作。
目標の液滴が吐出されるように、駆動電流波形をいろいろ変えながら最適制御波形を見つけ出すことにチャレンジ。
入社2年目ほどで、初めて自分が設計した吐出波形で目標のインク量が吐出できた時は喜びでわくわくした。
同時にパネルの薄膜を作るプロセス開発も担当し、2インチの有機ELパネルができあがった時は、うれしくて感動した。
この試作パネルは展示会にも出展され、誇らしさと同時に苦労が報いられた気がした。

◆ 解析結果が実際と合致して驚く
解析作業では、解析の結果と実機の挙動がほぼ同じになった時は、あまりにも合いすぎて驚いた。
結果はある程度予測はするものの多少のずれがあることが多く、実際に一致するのはまれであり、境界条件等の設定がうまくできたものと判断している。
また、目標が達成できたとお客さんに喜んでもらえた時は、とてもうれしかった。

◆ 担当作業に集中し、全体を見ずにミス発生
解析作業で、重要な解析結果をまとめる段階で、大量のデータ処理に追われてミスに気づくのが遅れ、お客様に多大な迷惑をおかけしたことがある。
解析結果の大量のデータをまとめているとルーチンワークに陥りやすく、思考能力が低下してしまうようだ。
特に複数人で作業する時は、そうなりやすい。
よく考えればミスに気づくことができるはずで、ただぼんやりと作業してはいけないと深く反省した。

◆ 座右の銘 : 「向上心を持て」
昨日より今日、今日より明日、少しでも進歩したいと思う。
時々、自分の成長に気づき、小さな達成感で幸せを感じる。
そして、それは明日への励みになる。

◆ 今後の目標
年を取っていくと頭がかたくなりがち。
新しいことにいつまでもチャレンジする柔軟さを忘れないようにしたい。
そして向上心を持ち続けることができるように!
また、当面の目標としては、解析が社内で大きな柱となるように、自分のできることをしっかりやり遂げたい。