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社員体験記

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第51回:Tさん 設計経験5年

2016.11.10

◆ 数学が得意だった
こどもの頃はガンダム等のプラモデル作りに熱中していた。
数学が得意であったため理系に進み、大学は機械系の工学部に進学。
その後、大学の授業で不足している実際の仕事と直接結びつく内容をもう少し学ぶために、ポリテクセンターで製図や加工・CADなどの実習を受け、アルパイン設計事務所に入社。

◆ トランスファーマシン関係を設計
入社後は、主にトランスファーマシンの装置や加工治具を設計。
加工治具では加工時の障害にならないようにホースなどが使えず、エアーや油・クーラントなどを治具から直接供給しなければならない。
供給経路が複雑で、設計に結構悩むことも多い。

◆ 加工治具の複雑な供給経路を設計
上記の加工治具のうちで、最も複雑だったのが高さ150mmほどの円形台に加工物をクランプする装置。
側面円周上からエアー・油・クーラントを必要個所に供給するため、直角方向だけでなく斜め方向等にも縦横無尽に経路を張り巡らす必要があり、設計には何度も検討をやり直し、1ヶ月以上の期間がかかった。
図面も複雑で、これを見ながら加工する人も大変な苦労と思う。
設計者としては、いかに加工者にわかりやすい図面にするかにも気を使った。
また、内部が見えないために中で穴がつながっているかも不明で、確認もたいへんである。
自分が設計した中ではこの設計が最も複雑であり、いまだに設計が終了したときの安堵感を覚えている。

◆ 購入品の手配ミス
失敗例としては購入品の手配ミスがある。
操作盤のペンダントの手配ミスで、型式が多くあり、細かく調べずに多少違っても何とかなるだろうと手配したが、全く使えなかった。
どこにどんな風に使うのかも分からずに手配したことを反省し、それ以降はしっかりと調査してから手配するように心がけている。

◆ 座右の銘 : 「おもしろきこともなき世をおもしろく」
人生いろんなことがあり、おもしろいことばかりではない。
しかし、気持ちの持ちようでなるべく楽しく前向きに考えたいと思っている。

◆ 今後の目標
コンピュータやネットワーク利用の進展で、今後の仕事環境が激変するだろうとの思いがあり、多少の不安もある。
これからの時代に必要とされる設計とはどんなものか、それにいち早く気づいて更なる向上を目指したい。