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社員体験記

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第47回: Tさん 設計経験25年

2016.07.10

機械・プラント製図 技能検定 2級

◆ プラモデルが好きで…
子供の頃からプラモデルが好きで、部品を組み立ててものを作るのが好きだった。
そのため高校は工業系の機械学科に進学。
卒業後は搬送機器メーカに就職し、購入部品の取り扱いや組立作業等を経験。
この時、部品の知識や現場作業の大変さを学んだ。
それでも自分がやりたい「設計」をなかなかさせてもらえず、某設計事務所に転社。

◆ 産業機器の充填機関係を設計
その設計事務所では産業機器に関する設計を行っており、中でも液体の充填機関係を担当。
当時、新機種として重量測定して充填制御する機構を導入することになり、何しろ初めてで前例がないだけに、その機構を考えるのに随分悩んだ。
おかげで、出来上がった機構は従来機と比較すると相当簡素化され、部品点数も大幅に削減された。
今では当たり前となっている機構であるが、そのベースマシンを設計した自負もあり、一番心に残っている。

◆ 充填機への要求の厳しさ
今でも充填機を中心に設計しているが、最近はユーザ要求がますます厳しくなってきている。
多様な容器への対応、高速化、コンパクト化等に加え、操作性やコストダウンが要求されている。
これら要求に如何に応えるかが設計の腕の見せ所であり、これまでの経験を基に一層技術を磨いていきたいと思う。

◆ 小さな部品のミスで納期遅れ
たばこのフィルタの半分ほどの極小さな部品で、面取りの大きさをミスしたために200個ほど作り直しとなり、納期が遅れてお客様からお叱りを受けた。
設計図では問題ない形状だったが、部品図に落とすときにミスしたものと思われ、簡単なミスでも大きな影響を与えることを身に染みて実感した。

◆ 座右の銘 : 「継続は力なり」
自分が「設計したい」と思いでいろいろ努力していると、何とかその状況になってくる。
目標を持って、諦めずにその実現に継続して努力することが大切だと思う。

◆ 今後の目標
現状は、なかなか実務に集中できない状況でもあるが、若手・中堅の人たちを引っ張っていけるような人間になること。