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社員体験記

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第37回 : Yさん 設計経験7年

2015.09.10

機械・プラント製図 技能検定 2級

◆ 中学生の時に「図面を描く」ことに興味を抱く
中学生のときに「図面を描く」という行為に興味を持ち、高校は工業系に進学して電子機械を学ぶ。
大学ではものづくりでも少し系統が違う「建築」に進み、ある建築メーカの営業マンなどを経験。
しかし、やはり手に職をつけたいとの思いから設計業務に対する思いが強く、いろいろ調べてアルパイン設計に入社。

◆ アルパインではいろいろな職場を体験
アルパイン設計では、工作機械メーカや半導体露光装置の設計などを経験。
主にお客先と打合せして仕事を持ち帰るスタイルが多く、お客様の事務所で仕事することは限られた期間のみだったので、派遣の経験はなし。
それでも現場とのやり取りも経験でき、いろいろ学ぶことができた。
いろいろなメーカの仕事をするうえで 特に困ったのは頭の切換えで、メーカや機種によって汎用レベルが異なること。
例えば使用するねじでは、 半導体装置等ではM3/M4クラスかと思えば、特殊車両になるとM6以上が一般的。
公差もサブミクロンのオーダが当たり前の半導体装置の世界にいて、その他の工作機械等になると公差がラフに思えてしまう。

◆ 切削油の供給がうまくいかず
工作機械の設計で、ワークを削る際に用いる切削油を流すダクトを新規設計したが、ワークに十分な切削油が当たらず、ダクトを作り直すことになる。
原因はワーク位置がずれていたことによるもので、 お客さまからのデータが違っていたもの。
しかし、設計のときに確認すれば見つかるもので、それを見過ごしてしまったことでお客様や上司にたいへん迷惑をかけてしまい申し訳なく思っている。

◆ 現在は特殊車両の設計を担当
現在は特殊車両の設計を担当しているが、従来はお客様の要望に応じて現合で組み立てを行っており、設計図面が残っていないことも多い。
そんな中で図番体系から始まり、部品管理・生産管理などへと連携していくシステムを考えていく必要がある。
設計から保守まで、ものづくり全体を見渡した大きな観点が必要であり、難しいだけにやりがいを感じる仕事でもある。

◆ 使い勝手を意識した設計
最近、設計に関して気になることがある。
それは、お客様の要望を満たすことばかりに気を取られ、設計したものが使われている現場に行ったときに、使い手のことまで意識した設計が十分にできていなかったと感じることがある。
仕様を満足すると同時に、使い勝手のよい製品を設計しないといけないと強く感じる。

◆ 座右の銘:「継続は力なり」
自分は特別に能力があるわけでもないので、地道な努力で一つづつ積み上げていくことが必要だと思っている。

◆ 今後の目標は満足する設計をすること
今まで一度も自分が満足のできる仕事ができた記憶がない。
早くそういう仕事ができるように、様々な設計力を身につけたいと思う。