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社員体験記

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第28回 : Kさん 設計経験7年

2015.04.25

機械・プラント製図 技能検定 2級  空気圧装置組立  技能検定 1級

◆ きちんと仕事をしようと決心
大学は機械知能システム工学だったが、その後少しの期間を置いてきちんと仕事をしようと思い、ある設計事務所に勤める。
そこで派遣されたのが工作機械メーカで、空気圧・油圧制御の設計部署で仕事を行う。
ところが、その設計事務所が廃業したため困っていたところ、派遣先企業から継続を条件にアルパイン設計に声を掛けてもらって入社。

◆ 主に研削盤の空圧・油圧制御を行う
したがって、アルパイン設計でも今までと同じ職場で勤務することになり、そこで、車のクランクシャフトの研摩を行うオービット研削盤や、カムプロファイル研削盤、円筒研削盤などの空圧・油圧制御の設計を行う。
空気圧はカバーの開閉やクーラントの侵入防止のエアーカーテンなどに使われる。
油圧は加工装置のセンター押しなどに使用されるが、指定の時間内で動作するための条件設定などが難しく、なかなか計算通りに動かないので、前機種の実績などを参考に設計した。
それでも圧力損失などで時間内に収まらない時は、ポンプを変更したりパイプ径を変更したりして対応することになる。

◆ 単純ミスで3度も加工を行う
ある加工機のベースを設計している時、単純なミスで同じ個所を3度も加工することになる。
別の人が書いた図面の間違いに気づかずに加工して取りつかず、それを修正するために自分が図面修正したのだが、引き算を間違えて再度取りつかず。
穴を埋め戻して再加工すること2度目。
大きな部品で納期もなかったことから、上司や組立て現場から加工先に電話をしていただいて、何とか間に合わせた。
非常に単純なミスでたいへんな騒ぎになったことから、余計に心に重く響いた出来事である。
慎重且つ丁寧な仕事をしないといけないと強く感じた。

◆ 初めての設計した現物を見た時の感動
設計を始めて、初めて書いた図面が簡単なブラケットだったが、できあがった現物を見た時は「これが自分が設計した物か!」と感動したものだ。
残念ながら加工現場は見ていないが、自分が設計したものが実際に形となって目の前にあることに不思議な感じがし、設計の楽しみを覚えたように思う。

◆ 効率の良い働き方が必要
最近の悩みは残業ができくなっていること。
設計部署にいると、日中は現場対応やクレーム対応、また、手配や調達とのやり取りなどで時間を取られ、なかなか新規の設計ができない。
残業時間になるとそれが収まるので漸く設計ができる状況になるが、最近は残業規制で時間が限られる。
効率の良い働き方が求められているが、なかなか実現できないのが悩み。

◆ 座右の銘 : 「情けは人の為ならず」
仕事上でもお互いに助け合って業務を行うことが多い。
相手が困っている時には、自分がそのよう状態になった時には助けてもらわないといけないので、積極的にお手伝いするように心掛けている。

◆ 今の目標は結婚すること
そろそろ結婚について真剣に考えても良い時期かと思っている。
良い伴侶を見つけて幸せな家庭を築きたい。