設計・製図基礎問題
問題-149:金属板材の曲げ加工
金属板材の曲げ加工において、板材の圧延方向と平行に曲げる場合と
圧延方向と直角に曲げる場合とでは、最小曲げ半径が異なる材料がある。
その差が最も著しい材料はどれか。
ただし、( )は材料の状態を示す。
① 極軟材(軟)
② 半硬材(硬)
③ りん青銅(硬)
④ アルミニウム(軟)
解答
金属板材の曲げ加工において、板材の圧延方向と平行に曲げる場合と
圧延方向と直角に曲げる場合とでは、最小曲げ半径が異なる材料がある。
その差が最も著しく異なる材料は④です。
⇒ 圧延された板には異方性が存在し、
圧延方向と平行に曲げを行うと材料に割れが生じやすくなる。
特にアルミニウムでこの現象が顕著に現れる。