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平成26年度補正ものづくり補助金事業

2016.06.25
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平成26年度補正「ものづくり・商業・サービス革新事業」では、平成25年度補正での取り組みにおける
課題に取り組んだ。「曲面解析の精度向上」と「連成解析技術の習得」を目標に、それぞれ小型冷却
ノズルと高温乾燥滅菌庫を例に、実験と解析を比較しながら解析ノウハウを習得した。
小型冷却ノズルの水挙動実験では、単純形状と曲面形状での差異を比較し、曲面でも高精度な解析が
可能であることを確認した。
また、高温乾燥滅菌庫では、熱風によるフレームの変位および歪を、熱流体と構造の連成解析で解き、
実験結果と比較しても近似結果が得られることを確認した。

◆ 【小型冷却ノズルでの曲面解析精度向上】
   ・曲面解析の精度向上を目的とした小型冷却ノズルの水挙動実験では、ストレート形状と曲面を
    有するノズルを使い、吐出する液体の挙動(流速と形状)を実験と解析結果を比較し、曲面が
    あっても高精度な解析が可能なことを確認した。          

  ・ストレートノズルと曲面ノズルの形状
   

  ・実験方法
   

  ・吐出流速の比較
         ストレートノズル               曲面ノズル
    (メッシュ削減のため1/4モデル)
   

   

◆ 【高温乾燥滅菌庫での熱流体と構造の連成解析】
  ・顧客要望の多い熱によるフレーム歪と応力の関係を、熱・流体と構造の連成解析を行って精度の
   検証を行う。
   具体的には乾燥滅菌庫の実験装置を作り、内部温度の分布と熱膨張による歪を実験値と解析
   結果を比較し、解析手法を改善して精度を高めた。

   

  ・高温乾燥滅菌庫内の温度分布
   

  ・扉中央部の熱変位
   

  ・高温乾燥滅菌庫の熱歪