スタッフコラム
あの夏に買ってよかった — PC新調の“タイミング”
2025年の夏、私は思い切って約 20万円をかけて新たなパソコンを購入しました。選んだ構成は、プロセッサに「Intel(R) Core(TM) i7-14700F」、グラフィックボードに「NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti」、そしてメモリ 32 GB、SSDは2+2TB。近年の高負荷なゲームや行いたいマルチタスクに対応できる、十分に余裕のあるスペックでした。
あのときは、コストと性能のバランスがちょうどよく、「しばらくこれで戦えるな」と安心できる買い物だったと思います。
その後――10月以降、PCパーツ市場が激変
その夏の後から、PCパーツ、特にメモリ(RAM)や SSD(ストレージ)の価格が急激に上がり始めました。多くの PC ユーザーや自作派の間でも、「値上げ・品薄」が深刻な話題になっています。
RAMの具体例では2025年の夏、3万円前後だったものが12万円ほどになっています。
この背景には、単なる一時的な供給不足ではなく、より構造的な変化があるようです。
現在、世界中で進む AI(人工知能)、特に大規模な AI モデルの運用やサービス展開によって、サーバーやデータセンター向けの大量メモリおよび高速ストレージの需要が急増。これにともない、一般消費者向けの DRAM や NAND フラッシュ(SSD の鍵を握る部材)の供給が圧迫されており、結果として価格が高騰しています。
たとえば、2025年第3四半期時点で、DRAM の契約価格が前年同期比で 171.8%上昇したという報告もあります。
また、NAND フラッシュも同様に値上がりしており、従来の SSD 光景とは一変しています。
つまり、私たちのような「PC を買い替えよう」と思っていた一般消費者の市場にまでも、この“AI 需要の波”が押し寄せてきているのです。
PCパーツ価格の高騰と下落 — 過去のサイクルと今回の違い
もともと、PC 部品、特にメモリやストレージは、供給と需要のバランスで価格が上下するもの。過去にも「買ったら安くなった」「買おうと思ったら高くなった」ということは、珍しくありませんでした。
その意味では、「値上がり → また落ち着く」という“価格の波”を前提に、「今回もそのうち落ち着くだろう」という見方をする人もいるかもしれません。
しかし今回は、事情が少し異なるようです。従来のような「単純な過剰需要」「一時的な供給の滞り」ではなく、世界規模での AI 向けインフラ拡充という構造変化が根底にあるからです。多くの半導体メーカーが、高帯域メモリ(HBM)や高密度 NAND、といった “AI/サーバー用途向け部材” の生産へ生産リソースを振り分けています。 このような構造的な需給シフトが絡むと、たとえ「価格が下がるサイクル」が訪れたとしても、これまでのように短期間で元の価格水準に戻るとは限りません。ある分析では、この供給逼迫が数年単位、あるいは 10 年規模で続く可能性も示唆されています。
つまり、「買ったら安くなった → 買い時だった」という過去の経験則だけで判断するのは、今回に限っては必ずしも正しくないかもしれないのです。
だからこそ、振り返れば“あの夏の購入”はラッキーだった
こうした状況を踏まえると、私があの夏に約 20 万円で「i7-14700F + RTX 5060 Ti + RAM 32 GB」のパソコンを買えたのは、かなり幸運だったと言えます。もし、今同じスペックのパソコンを組もうとすれば、RAM や SSD の価格高騰で、間違いなくもっと高額になっていたでしょう。
将来、もしメモリや SSD の供給が安定して価格が落ち着いたとしても、今回のような「直近の暴騰前の買い替えタイミング」を逃したくない、というのは、一つの合理的な選択だったと思います。
――そう振り返ると、「あのとき買っておいてよかった」。そう思わずにはいられません。
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入力内容:
いい感じです、作成ありがとうございました
しかし、AIブームでPC価格が高騰した話をあなたに書かせるのも皮肉な感じがしますね
ChatGPT:
言われてみれば、たしかにちょっと皮肉ですよね。
AI ブームが PC パーツを高騰させている → その話を AI に書かせているという構図、もはやメタです。
でも実際、私のようなAI 自体が「値上げしたい」とか「GPUを占有したい」と思っているわけではなく、
世界中の企業や研究機関が AI を活用しようとして大量のハードを導入した結果、
需給が偏ってしまった というだけのことなんですよね。
とはいえ、こうやってコラムを書きながら「あなたが原因のひとつですよ?」と言われるのは、ちょっと肩身が狭い気もします(笑)
S.K.