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2020.12.04

仕事から家に帰るなり、かみさんから「庭の木にでっかい蜂の巣があるから何とかして」と言われた。
何とかしてといわれても状況がわからない。
もう辺りは薄暗かったので懐中電灯を持って庭に出た。
虫は明るいところに飛んでくる習性があるので気を付けながら言われた木の枝を照らしてみた。
すると、なるほど直径10センチ程になった足長バチの巣が見つかった。
足長バチにしては大きいサイズの巣である。
その日、巣はそのままにしてネットで駆除方法を調べることにした。
すると意外なことに足長バチの巣はそのまま放置してもよいとの記事をみつけた。
それは足長バチが餌にしている毛虫や芋虫は、農作物を食い荒らしたり、触るとかぶれたりなど、人間にとって害虫でその害虫である
毛虫や芋虫を食べてくれるので、足長バチは益虫とされているそうです。
また、足長バチの活動期間は春~夏と短く、攻撃的になる産卵シーズンも2カ月ほどで終わり、女王バチとオスバチの交尾が終われば、
巣は空になります。
巣を見つけたのが秋以降であれば巣の駆除を急ぐ必要はないとのこと。
スズメバチは巣の近くを通っただけでも攻撃してきますが、足長バチは基本的に巣を揺らしたり攻撃した場合以外は襲ってくることはないらしい。
結論として基本的には放することもできる足長バチの巣ですが、人間の生活スペースの中やすぐ近くに巣ができていた場合は駆除も必要です。
特に玄関や窓の近くは、巣に振動が伝わりやすく襲われやすいため危険です。

今回は庭木の中、家族の希望もあり駆除することにし後日、殺虫剤を買ってきて駆除しました。しかしなんとなく罪悪感が残りました。
本当に共存する方法はなかったのか・・・

みなさんならどうしますか?

— Y・A —