スタッフコラム
【最近感じている事。】
入り婿として、新しい地に根を下ろして数年,義父に甘えて安穏に暮らさせてもらって来ましたが、
ここ最近は、少しずつご近所さんと交わる場に、義父に変わり参加させて頂く機会が増えて来ました。
昨年から今年にかけ、“役”をいくつか仰せつかって、自治会、PTA、児童クラブ、神社の行事を経験させて頂いて先日には、
初めて支援者として“選挙”も経験させて頂きました。
これまで避けていた訳では無いですが、こう言った活動にあまり接する機会が無かったもので
(恐らくですが、独身の時からこれまで家族に護られて来たのでは…感謝。)
いい歳こいて、“ド新人”としてベテランさん達に混ざり自分なりに頑張らせてもらっています。
そう言った日々の中で、感じている事が。
行事事には大概、ご近所さんが皆さん参加されている訳ですが、
その末席から(粗相があってはいけないと思い)方々の動きを目で追い、聞き耳を立てつつ後追いで続く。
気付くと腰がエラくイタい。地味に大変…でも皆さん、かなり真剣。。。
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強制では無いにも関わらず、自分達が住む土地の為に粛々と汗水を垂らして奉仕に勤しむ姿、
休憩の時、周りの田んぼ、山、川、風の話を卑下しつつも慈しむ様に話されている笑顔。
こういう方達がいて、娘が遊ぶ畦道、水を運んでくれる川が護られている…
“早い流れ”を更に助長するかの様に煽る今の世の中にあって、その場だけは時間が緩やかに流れている。
…自分の足元をしっかり見ろ!と優しく教えられている様で、ついつい後ろを付いて歩き、話の輪の中に引き込まれていく…
テレビ、新聞、本からの実感の無い情報に踊らされがちな自分ですが、
とても大切な事がこんなに身近にあった事を、身を持って知る機会を与えてくれた義父と
教えて頂いているご近所の皆さんに感謝して、自分も少しでも地元に貢献出来たらと考えている今日この頃です。
— T.K —