スタッフコラム
ゼロ戦
2012.12.01
最近、家の息子がゼロ戦にハマっている。
どうして好きになったか本人はよく分からないと言っているが、嫁さんに聞いてみると実家に帰省した時お爺ちゃんにいろいろ教わったことが切っ掛けらしい。
その息子と一緒にお風呂に入ると、決まってゼロ戦関係のクイズが始まる。
当然名前くらいは知っているが、細かいことになるとまるで分からない。
いつも子供にバカにされるのが悔しくて、こっそり本を読んでみた。
ゼロ戦の正式名称は零式艦上戦闘機と言って、皇紀2600年(その下2桁のゼロからとった。ちなみに皇紀2600年は1940年)に採用された航空母艦から発艦する戦闘機のことを指す。
太平洋戦争初期には、米英の戦闘機に対し圧倒的な勝利を収め、米英パイロットから「ゼロファイター」の名で恐れられていたらしい。
また徹底した軽量化により、長大な航続距離とすばらしい格闘性能を持っており、これを支えたのは住友金属が開発した超々ジュラルミン(現在のJIS規格の7000番台に相当)。
機体重量に対し大出力のエンジン、0GからマイナスGとなる過酷な条件でも問題なく動作する気化器、当時最新とされていた定速可変ピッチプロペラや画期的な20mm機銃の採用など技術的にもすばらしいものがあったようだ。
それと引き換えに防衛能力は極端に低く、急降下できないという弱点があったが・・・。
どんどん自分も興味が湧いてきて、とうとうプラモデルを買ってしまった。
機体の特徴を本で事前に学習していたため、なかなか楽しい。いつの間にか自分がはまってしまった。
今度は何を作ろうかな。そうだ一式陸攻にしよう。
— Y.I —