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金沢ウィーク in 台南

2012.06.01

5月の初め、私は台湾にいました。
「金沢ウィーク in 台南」の、文化交流の一環として太鼓の演奏をしてきたのです。
「金沢ウィーク in 台南」は、昨年9月に金沢市観光協会と台南市旅行商業同業公会が締結した友好交流協定を具体化する第1弾として金沢経済同友会の提言を受けて実現したものです。
滞在期間は移動も含めて5日間でした。
その間に5公演、1日2公演の日が2日間というタイトなスケジュールでした。
それでも、市役所の方の配慮で僅かな時間で台南市内の観光もさせて頂きました。
旅行会社の美人ガイドさんや、美人通訳さん、その他多くの方々のおかげで台南の歴史、文化を知る事ができました。
そのおかげで、気持ちの切り替えも出来、演奏に専念出来ました。
金沢市の演技は他に三味線、モダンバレーの披露もあり、その他にソフトテニスの交流もありました。
そもそも事の始まりは、私が地域の親子太鼓教室に通っている事でした。
娘と楽しく太鼓の練習をしていた場所は「台湾のダムの父」、「台湾人に最も愛されている日本人」と言われている八田與一技師の生誕の地である金沢市花園校下の小学校体育館。
地域の偉人「八田與一技師」の名前と偉業は当然知っていましたが、台湾で太鼓を演奏することは全く予想していませんでした。
2月に花園地区の代表として、創作民謡である「花園めぐり」の踊りと太鼓による前奏と伴奏の披露をする事が決まりました。
踊りのメンバーは「花園めぐり保存会」の踊り子さん5人と歌い手さん、三味線さんの計7人です。

太鼓のメンバーは私と太鼓教室の先生、太鼓叩いて20年の大ベテランさんの3人です。
交流は終始和やかに行われました。
5回公演のうちのメインイベントは、台湾の国葬でもある八田與一技師の墓前祭での太鼓の演奏です。
顕花、読経が終わり、厳粛な雰囲気の中で太鼓の演奏をさせて頂き、貴重な体験をしました。
他の4つの公演は歓迎会、新光三越デパートでのレセプション(2回)、晩餐会での演奏です。
会場の多くのお客さんから拍手喝采を浴び、そして沢山の笑顔を見ることが出来、台湾と金沢の交流の役に立てた気がしました。
又、台南市側の華麗な演舞も拝見させて頂きました。
演者とも話をし、一緒に写真を撮り、個人での交流も出来ました。
今でもフェイスブックで交流は続いています。台湾は親日国と知識で知っていましたが、実際にそれを肌で感じる事が出来ました。

台湾の言語は台湾語もしくは中国語で、私は全く話せません。
教えてもらって使った言葉は
「こんにちは(リーハオ)」
「失礼します(言い方忘れました)」
「ありがとう(シェイシェイ)」
「感謝します(チャファオインスー)」
の4つの挨拶です。
この4つの挨拶で台湾の多くの人の笑顔を見ることが出来ました。
僅か5日間しかいませんでしたが、台湾の多くの方とふれ、交流出来て本当に良かったと思いました。

— H.K —