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スタッフコラム

ツールへの愛着

2007.01.01

普段,我々はパソコン(cad)を活用した設計業務に携わっています。

私は7年前、当時中学生で初めて自宅にpcを導入されて以来(はじめはインターネットに夢中になっていた時期もありましたが)周囲の人間の影響からコンピュータグラフィックスに夢中になりました。

それがきっかけで“パソコンとは情報収集とちょっとした連絡手段とモノ作りの道具”だという認識があり、あくまでもツールに過ぎないものだと割り切って活用しています。

しかし、例えツールに過ぎませんが,いつも大事に使っているからこそ愛着が生まれます。
中には古いモデルもあるので旧式デバイスに対する熱きノスタルジーも感じます。
私がコラムを担当するにあたり、普段自宅で活用している、ノートパソコン「thinkpad(シンクパッド)」達を紹介します。
組み立てパソコンも何度か組んだり拡張したりとそれはそれで面白いのですが、この場ではノートパソコンにスポットを当てようと思います。

その前にthinkpadって何?という疑問があるかと思います。
詳細は省略しますが簡単に説明するとthinkpadとはibm社(現在はlenovo社にpc部門が移行)のビジネス向けのノートパソコンで、以下が主な特徴です。

◆スペースシャトルにも搭載されている
耐久性・堅牢性などnasaの要求基準を満たしたthinkpadは、スペースシャトルに搭載され現在もなお宇宙で使われています。

◆保守マニュアルが公開されている
保守マニュアルがウェブ上で公開されているので、一般の人でもネジ一本まで分解ができ,保守部品の入手も容易です。

◆黒を基調としたボディ,赤色のトラックポイント
外観は全身が黒でトラックポイント(従来のノートパソコンで言うタッチパッドにあたる部分)と呼ばれる、スティック型の入力デバイスのキャップは赤で黒いボディに赤色のアクセントカラーというものです。
これは無骨であまり万人受けしない部分もあるかもしれません。
しかし、私はこのデザインが好きで機能美を感じます。
実はほとんどのモデルの開発は日本なのです。
また、ニューヨーク近代美術館の永久コレクションになっているモデルもあるそうです。

私のthinkpadとの出会いは3年前。
毎日、電車でA4のノートパソコンを背負って専門学校に通っていました。
たかがノートパソコンでも、重量はおよそ3kg。
さらに教科書類があるので、意外と通学は大変です。
そんな時B5サイズの一つの中古ノートが目に留まりました。
それが私とthinkpadの最初出会いでした。
現在はそのデザインをはじめ性能、サポートや保守部品の入手のし易さ等に魅了されています(笑)。

私が所有するthinkpadを紹介します。
実はほとんどが中古で購入したもので、一度バラバラに分解、部品をひとつひとつ掃除し、メンテナンスして使用しています。
その都度、愛着が沸きます。

●thinkpad s30
最近入手しました。b5用紙より小さく、かわいい奴です。
写真の手はサイズを比較するべく私の手)

●thinkpad a20p
ジャンクから修復兼、改造により通常の1.3倍の性能となった。一番安上がりだが何と6年前のノートにして液晶の解像度は1400×1050と大画面。

●thinkpad x23(英語モデル)
B5サイズでそれなりに拡張性もあり連れ回すことが多い。

●thinkpad 570e
所有する中では最も老朽機。自宅サーバーとして今もなお、24時間フル稼働。
  
●thinkpad t42p
所有する中では,唯一新品で購入しました。ノートパソコンの中ではベンツクラスの最高峰マシン?
その他に2台所有していますが母と弟に提供し活躍中です。

いつの間にか、愛着だけでなくコレクション状態になっていますが、どのモデルも私の大切なパートナーです。
今後も整備を欠かさず、大事に活用していきたいものです。

— Y —