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スタッフコラム

「朝の挨拶」

2006.04.01

私が徒歩出勤を始めたのは、2004年12月。
ここ数年の健康診断で再検査を放置した付けが回り、とうとう大腸内視鏡検査までよぎなくされてしまい、渋々検査を受けることになりました。
幸い大腸検査は問題が無かったのですが、内科検査に最悪の結果が出てしまいました。
女医からは「明日にでも入院です。食事療法・投薬・運動…とにかく減量してもらいます。」
家族・仕事・生活…入院なんて考えられない私は、女医と口論になるくらい入院を拒否。
自己管理と投薬・通院を約束したのです。

次回の検診結果を少しでも良くしたい一身で、翌日から自己管理(徒歩出勤)をはじめました。
冒頭の「朝の挨拶」とは、その徒歩出勤での出逢いからです。
おはよう」当たり前の挨拶ですが、出来ていますか?

自宅が金石小学校のすぐ近くにあるため、出勤路が通学路と同じなのです。
二人の子供も親元を離れて行ってしまった私にとって、毎朝子供たちの元気な姿・声を聞きながらの出勤はとても楽しいものです。
その子供たちを守ってくれているのが、金石では「ボランティア金石・輝」と書いた黄色のジャンパーを着ている方々です。
お天気の日はもちろん、雨の日も、雪の日にも数メータおきに立てらっしゃいます。

「おはよう」「遅刻するぞ」「コラ!ボタン信号何回も押すな(何回押しても一緒ですが)。」
その中の一人の方が、いつの日からか私に「おはようございます。いってらっしゃい。気を付けて。」
雪の日には「おはようございます。いってらっしゃい。滑るから気を付けて。」と声を掛けてくれたのです。

反対車線に居ようが、子供や知り合いとの挨拶中でも 私に向かって「おはようございます・・・」と。
私ももちろんそれには答えます「おはようございます」しかし、それまで他のボランティアの方々には挨拶が出来なかったのです。
というか、してもらえんし しなくてもいいかって思ってました。
我が子には、「挨拶しなさい」なんて、小さい頃から偉そうに言っていたのに、自分はしなくてもいいか。で 済ませていました。

自分から挨拶してみようと決め、翌日「おはようございます」…な~んかビックリしたように「おはよう」と反ってきました。
当たり前なのに、嬉しくなりました。
それ以降(今も続いてますが)、他の方々に自分から挨拶が出来る様になりました。
朝の当たり前の挨拶「おはよう」は、その日の始まりです。気持ちよく言えたらその日一日が楽しく感じます。

最後に、昨年末の健康診断ですが、体重も小学低学年一人分くらい減り、内科検診は問題無し(逆に貧血気味と言われましたが)。
今後も減量に励もうと思っています。
ちなみに出勤コースを少し替え、神社経由で夏に生まれる孫の無事を祈る私です。

— N.H —