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スタッフコラム

斬新!CAD

2025.02.05

本コラムの執筆依頼をすっかり忘れ、慌てて書きました。すみません!
自分の中では急に書く事になり、ネタのストックがありませんので、昔話を一つ。

当社に転職前の話、かれこれ20年(!)位前。
前職で、社内設計研修を受けました。
「クマ 出没注意」の看板の傍ら、早朝ラジオ体操しつつマラソンしつつ、
携帯の電波が届かない山中で、数日間缶詰状態、ほぼ連日徹夜でした。
コンプライアンスが厳しい現在では、もう出来ない研修かもしれません。

研修終了、ようやく下山。
久々の下界に喜び、縦割りの研修チームで、お疲れ様会敢行。
寝不足が続くと、何がなんだかよくわからなくなります。
そんな中、一人がポツリと、「3DCADって、なんか作れそうな気がする」と言い出しました。
まあ、点と線で面を表現すればそれっぽいよね、と同意。
よし!3DCAD作るぞ!
仕様決めよう、自分達は後発だから今までにないCAD作ろう!
・・・酔っ払い達の戯言ですが、その当時「魔改造の夜」があったら・・・。
自分、FORTRANでCAEのアドインやります! 注)20年位前です
パッケージ、デザインします!
取説、書きます!
役割分担がどんどん決まり、じゃあどんなCAD?となった時、一人がまたポツリと言いました。
「3DCADって、なんか粘土をくっつけてくイメージじゃん。新しいCADって事で、その逆の掘るってどう??」
イメージは、仏像掘る感じ。
いいねーアイコンはノミとカンナにしよう!カッコイイ!
盛り上がっている我々を尻目に部長が一言、
「そんなデータが大容量になりそうなのダメだろ」
・・・・確かに!

当然ながら、純国産CAD製作にならず、現在に至ります。
でも、当時から20年の間に、掘る3DCADは未だ実現されてないと思います(あったりして)。
今回、コラムに書く事が浮かばず、当時のアイデアを書き残しましたが、ひょっとして特許的なものになるかも?
念の為、ChatGPTに会社のブログに書いたアイデアは特許として成立するか質問した所、
「具体的な内容やそのアイデアが公開されたタイミングに依存します」。
つまり、ブログ書く前に特許申請してね、と・・・。
残念ですが掘る3DCADを眠らせる前に、少しでも日の目を見ることができたかな。

謝辞:SJCの仲間、記録として書きましたありがとう!

(仏像の写真ではありませんが、ニアリーとして戸倉宿キティパークの天狗さま)




3DCADなるか