スタッフコラム
不思議な石
今年一番、記憶に残った体験を書こうと思う。
うだるような暑さという表現がぴったりな7月下旬、いつものように作図作業していた時のこと。
文字にすると「ストン」、本当にストンという感じで、左腰周辺に違和感を覚えた。
・・・何か、痛い様な気がする・・・最初はそんな程度だった。今日は納期だし、何かあったらまずいから鎮痛剤
飲んで様子を見よう。QDC第一主義ゆえ、痛みを緩和し業務遂行、無事お客様の納期を厳守。一日の作業を終え、
今は痛くないけど、もしかしてこの痛みって・・・ちょっと心配になり、近所の胃腸科へ受診に行った。
数年前から、健康診断で「結石がありますね」と言われていたから。
医者との問診で、「左腰周辺が痛い」と告げると「その辺りは腎臓か膵臓になる」と言われ、「健康診断で結石が
あると言われている」と答えた。では血液、採尿、エコーの検査をしましょうとなり、順次検査してもらった。
エコーではああ石ありますね、血液検査では炎症値が平均の10倍近くもありますね、採尿検査では結石の割に
キレイですね(結石があると血尿になりやすいそう)、軽い脱水の様なので水分たくさん取って下さいと言われ、
薬を処方してもらった。
薬飲めば何とかなると思ったら大間違い!その日以降、痛い、ものすごく痛い!!寝ても起きても痛いので、
次の診察日まで鎮痛剤が欠かせなくなった。もしかして処方された薬が合わないんじゃないの!?と疑う始末。
何とか診察日まで我慢して、再診。ものすごく痛いんですけど・・・と言うと、CT撮りたいとの事で総合病院の
紹介状を書いてもらった。
総合病院では人生初のCTを撮り、泌尿器科医との問診へ。結石は推定6mm。腎臓の中で石がコロコロ転がって
痛いし炎症値が高い原因でしょうと、腎臓のモデルを使って説明を受けた。1ヶ月後、再度CTを撮り、石を破砕
する日を決めましょうという事になった。
CTを撮って初めて、左の腎結石の大きさ、右にも石があること、小さい石が数個あることがわかった。
撮ってみるものですね!右にもある上、小さい石もあるなんて、知らなかった。
帰り際、穏やかな雰囲気の泌尿器科医から、運動してます?と聞かれた。日頃全く動かないので、申し訳無さそうに
してないです・・・と答えたら、それで良いです、激しく運動すると石が動いて痛いですから、とのアドバイスが。
運動しなくて良いって、初めて言われた!ちょっと嬉しい笑
1ヶ月後、再びCTを撮りに総合病院を訪れた。結石破砕する日は金曜にしてもらうよう交渉しよう、有給少なくて
済むし・・・と思いながら、いざ問診。穏やかな感じの医者は、「いやー不思議ですね、石無くなってるんです」と
ニコニコしながら告げてきた。
ホントだ、写ってない!溶けたんですか?と聞くと、通常結石は溶けませんとのこと。6mmだったから、
排出されたら気付くと思いますが、分からなかったんでしょ?と言われ、全然気付きませんでした・・・と答えた。
不思議だけど、6mmの石はないし小さい石は気にしなくて良いし、炎症値も下がってるし、これで良いですよ!
との事で、診察は終了。
母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?・・・\(^o^)/
結局、不思議な石のお陰で、夏休みは何処にも出掛けられずに終わった・・・。
今回の教訓!
・健康診断で痛いとか症状が出なければ治療できないという言葉を鵜呑みにせず、早めに専門医を受診する。
・お茶でもコーヒーでもなく、水分補給は水!水をまめに飲む。
迷える石