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社員体験記

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第22回 : Yさん 女性 設計経験5年

2015.01.25

◆ 異業種から機械設計へ
高校卒業してから専門学校に行き国家資格を取得したが、将来に不安を感じ、新しい職を求めて職業訓練校のCADオペレーション科に入学。
3ヶ月の短い期間だったがCAD操作や機械図面の書き方を学び、面白いと思ったのがこの道に入るきっかけとなる。
アルパイン設計に入社したのは職業訓練校の先生の紹介による。

◆ 厳しい取引先に鍛えられる
アルパイン設計に入社して、最初はトレース的な仕事から始まり、徐々にいろいろな開発に携わるようになった。
中でも厳しかったのは防水扉の設計で、依頼元も切羽詰まっていたのか毎日のように進捗確認の電話がかかってくるような状況。
進捗が遅いと喝を入れられるし、先方が会議の時などは定時間際に確認の電話があり、その日の予定を指示さるため帰るに帰れない状況になる。
9時や10時になることもしばしばあり、会社で残業制限をかける状況にもなった。
依頼元からいろいろ厳しいことも言われたが、これに耐えてやり遂げた経験が今の自分の大きな支えになっている気がする。

◆ 依頼元が変わると環境に合わせるのに苦労する
設計業務で苦労するのは、お客様が変わった時で、CADも違えば設計規格も異なる。
CADはAuto CAD、ACAD、Solidworks、Pro-Eなどがあり、それぞれに操作方法が違うので、思い出して慣れるのに時間がかかったり、設計規格も各社各様で図面指示や描き方が違うので間違いやすい。
海外とのやり取りでは時差の関係でなかなか打合せができなかったり、図面もインチ表示なので戸惑ったりもした。
また、2Dと3D環境の違いでも頭の切り替えに時間がかかってしまうことがある。
すべてのCADをスムーズに使えることが理想であるが、なかなかできないのが悩みである。

◆ 思い込みでチェックが不十分による失敗
CAD図面で伸縮するとなぜか位置がずれることがある。
よくチェックすると分かることだが、そのまま寸法を入れてお客様から指摘されることもあった。
また、モデリング時に、自分では正しいと思って穴位置を逆に描いてしまい、アッセンブリ時に指摘されることもあった。
自分ではよくチェックしなければならないと思っているが、時々甘くなってしまうのと、思い込みで正しいと思っていることでチェックを省略するために失敗することもあった。
この点を改善して、お客様に良いものを提供するために努力したい。

◆ 製図技能検定に合格できたことが嬉しかった
アルパインに入社して3年目に製図技能検定2級の試験を受験。
緊張して頭が真っ白になり、学科は合格したものの実技は不合格となった。
翌年再度受験。
次は失敗できないと思い、過去問題を徹底的に解いてみた。
土曜日に会社で練習していると周りの人がいろいろとノウハウを教えてくれるので、それも大いに役立ち、無事に合格することができた。
まったく新しい仕事に就いて不安を抱える中で、試験に合格できたことは大きな自信になった。

◆ 今後の目標は早い仕事と設計ができるようになること
自分の仕事はまだまだ効率が悪いと思っており、いろいろ工夫して1秒でも早く図面作成できるように努めたい。

◆ 座右の銘 : 「忍耐」
辛いことでも耐え忍んで我慢すると、いつかは結果が出ると思う。
踏まれても根強く忍べ道芝の やがて花咲く春も来るらん。