スタッフコラム
カメラテスト
3月14日に開業したばかりの新高岡駅へ行ってきました。
といってもその主目的は新幹線を見ることではなく、カメラのテストをする為です。
最近、海外旅行用に性能のいいハイエンドコンパクトデジカメを買いました。
高いお金を払っただけに、普段使いのスマホのカメラとどのくらい画質の差があるのか気になって仕方がない。
そこで撮ったのが、以下の2枚。
ハイエンドコンデジ(撮像素子サイズ:APS-C)
スマホ(撮像素子サイズ:1/2.8型)
どうでしょうか?
上の写真のほうが明るく自然な感じで、下の方はなんだか暗く濁った感じに見えませんか?
ハイエンドコンデジの方はAPS-C(23.4mm×16.7mm)というサイズの撮像素子を使っており、スマホの方は1/2.8型(約5mm×4mm)というサイズのものを使っています。
撮像素子は外からの光を電気信号に変える、正にカメラのフィルムに相当するものです。
スマホの方の1/2.8型というサイズはAPS-Cの5%程の面積しかなく、その分受け取る光の量も少ないので表現できる光の幅が狭いのです。
スマホで撮った方をフォトレタッチソフトで編集し明度を上げることは出来ますが、その場合でもハイエンドコンデジのような自然な絵にはなりません。
あまり違いが分からなかった人の為に、文字の部分を拡大してみました。
一目瞭然かと思いますが、左がコンデジで右がスマホです。 両方とも同じ解像度で撮った写真です。
左は文字の輪郭がくっきりとしているのに対し、右は小さい撮像素子で撮ったデータを引き延ばしているため、文字が全体的に滲んでいます。
今のスマホのカメラは確かに進化していて数年前のコンデジレベルの画質はあります。
ですが、スマホは軽さ・小ささが重要な機器ですので、搭載する撮像素子のサイズを大幅に上げての画質向上は難しいでしょう。
大切な思い出をくっきりはっきりと残すために、ワンランク上のデジカメを買ってみてはいかがでしょうか。
— T.A —