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七尾湾ヨットクルーズ

2013.06.02

 知人の誘いで初めてヨットに乗せてもらった。
仲代達也主宰の無名塾が合宿に利用する能登演劇堂を、少し能登方向に行ったところにヨットハーバーがあり、そこに会員10数名で購入したフランス製の36フィート(全長約11m、マスト高さ約15m)のヨットがあった。
室内は広く、トイレが2つ(ヨットが傾くため左右にある)に、ベッドやソファーがあって6人ほどが寝泊まりできるそうだ。

 当日は7名が乗船。
非常に穏やかな天候で、風も少なくベタ凪の状態で、船酔いの心配は全くなし。
おどろいたことに、船長さんは80歳でハーレーダビッドソンのバイクに乗るとんでもないスーパーマン。
とてもそんな年には見えず、海の情報(定置網や刺し網などの状態)にもたいへん詳しい。

イルカ

 ヨットハーバーを出発して七尾湾に出て、能登島を右手に見ながら水族館を過ぎてもう少し進むと、七尾湾に住むイルカのいる場所へ着く。

イルカは既に見物に来ている観光船の近くで泳いでいたが、我々のヨットがゆっくり近づくとイルカはヨットの方に集まってくる。
7頭ほどのイルカがヨットの近くで遊び回る光景が、本当に間近で見られる。
七尾湾では数年前から野生のイルカ(ミナミハンドウイルカ)が住みつき、日本最北端の生息地となっているそうだ。
イルカが住み着いているのは、餌が豊富で、温泉の効果もあって適正な水温が保たれているためらしい。
ここは野生のイルカに会える確率が非常に高いところとされ、地元の観光による経済効果は漁業収益より大きいそうだ。
 野生のイルカが定住しているのなら、そのイルカを調教して魚を定置網に導くようにすれば、漁業にも大きな効果をもたらすのに・・・と思うのは私だけだろうか。

 出発時は曇っていて気温も高くなく気持ち良い状況だったが、昼頃から快晴になり、海風は気持ち良いものの紫外線が強くて肌が真っ赤に日焼けする。
帰りに和倉温泉に寄港して、足湯で疲れをとり、ヨットハーバーに帰ったのは夕方になった。
ヨットは初体験だったが、天候にも恵まれてたいへん楽しいクルージングで、貧乏人ながら優雅でリッチな気分を味わわせていただいた。
次回は、「七尾湾の花火大会を水上から見ると最高に綺麗だから、是非行こう」
とのお誘いを受けており、都合がつけば是非行ってみたいと思う。
夜は日焼けもしないから・・・。

— T.N —