スタッフコラム
実物ってスゴイ!!
ゴールデンウィークに七尾市の青柏祭に家族で行ってきました。
『でか山』と言われる山車を初めて見てきました。
山車の高さは約12m、上部の開きは約13m、車輪の直径約2mという巨大なもので、上段には歌舞伎の名場面をしつらえた人形飾りの舞台がありました。
初めて間近で見たのですが、新聞やテレビで見ていた印象とは大違いの迫力に自分も子供達も大興奮!!
v字型でバランスが悪そうに見える外観なので、曳きまわしの時に倒れるんじゃないか?と、余計な心配をしながら、今か今かと動き出すのを待っていました。
曳きまわしが始まり、でか山が動き出すとまたまた大興奮!!
民家が立ち並ぶ狭い路地を、巨体に似合わぬ速度で進んでいきました。
そして交差点に差し掛かると、最大の見所である『辻廻し』が始まりました。
これは大梃子(おおてこ)を使って『でか山』を90度旋回する作業です。
大梃子をもって前輪を持ち上げて地車と称する小車をはめ込んで、一気に方向を変える。
この作業はかなり時間がかかり、子供たちはすこし退屈して待っていました。
が、動き始めると、これまたすごい勢いで旋回し、『ぶつかる!?』っと思った瞬間、民家の壁の寸前で急停止。
そしてヤンヤ・ヤンヤの大歓声。これには子供達も度肝を抜かれたようで、興奮しまくりで、『辻廻し』の様子を捲くし立てていました。
皆を盛り立てる『お囃子』と、観客からはほとんど見えないのですが、辻廻しの主役とも言える『車元』の役割等々を祖父から聞かされて、子供たちも感心しきりでした。
自分も普段、19インチのモニターの中だけで設計しているせいか、実物のイメージが湧き難いのですが、今回のことで、実物を見ることの大切さを再認識することが出来ました。
子供達も良い経験が出来たと共に、自分にとっても、認識を改める良い機会となり、来年は絶対に縄を引いて『でか山』を引っ張るぞ!!と子供たちと約束して帰路に着きました。
— M.I —